六ッ川の定光寺
山門の背後にそびえる百日紅
参拝を済ませ山門にかかる百日紅を撮っていたときだった
突然後ろから声をかけられた
「インスタかXに写真を載せておられますか」
「いいえ」
「そうですか」
「あの、お寺の方でしたら、声をかけて了解をいただくようにしているんですが」
「私はここのお掃除おばさんですから大丈夫ですよ。先日、こちらで写真を撮ってた方がインスタに載せられてたので、もしかと思って声をかけてみました」
「インスタはやってないんですが、ブログに載せています」
「それはすごいですね。こちらの蓮は撮られましたか」
「いいえ」
「先月から咲き始めて、もうあと一本だけになりました」
「先月も来ましたが、会えてないですね。今年は巡りあわせが悪くて、蓮は1回しか見てません」
「どこですか」
「えーと、藤沢だったような」
「そうですか。蓮が終わり百日紅になりました」
「こちらの百日紅は満開がちょっと遅いように思います」
「そうですか」
「ええ。よそはもう満開を過ぎていて、ここに立ち寄ったらちょうど満開だったので、驚いて撮っているところです」
「そうなんですか。普通の百日紅ですけどね」
「・・・・」
インスタをやってるお掃除おばさん
かっこよかった
上空を見上げると白い雲が近づいてきた
山門の前に回って見上げるようにして撮った
帰りぎわ、声をかけようと思ったが、いつのまにか姿が見えなくなっていた
