関西では「話半分」というのをよく聞く。
言ってることの半分は本当だが、半分はそうではない。
久しぶりに東京まで出かけ
一日中人ごみにもまれて疲れて帰ってくる。
晩御飯を食べるとすぐにでも寝たい気分で
「晩御飯食べたら寝るよ」
夕食が終わり風呂に入る。
風呂から上がって髪を乾かす。
牛乳を一杯飲んで一息入れる。
歯磨きをしながらテレビに思わず見入ってしまう。
番組が終わり、
「消してもいい?」
「いいよ」
といいつつ、チャンネルを変えてまだ見ようとする。
消すと言ったんじゃないのか?
すぐに寝ると言ったんじゃないのか?
結局いつもと変わらない時間まで起きている。
こんなことにいちいち目くじらを立てることもないのだが
自分が言ったことに対する信頼性ということについて
どう考えているんだろう。
そんなことを訊くと100倍になって返ってくるから
決して訊かないが
つくづく人づきあいが苦手な性分だなと思う。