写真教室の先生に先日撮った写真を見てもらった。
先生いわく。
「この花を見てあなたがどう感じたのかわからない。」
「花は盛りを過ぎていてダメなんですが、三角構図とはこういうものかと思って撮ってみたんです。」
「そう?でも、枯れた紫陽花を見てどう感じたの?」
「・・・」
妻にもみせた。
「どれが主役かわからない。」
実はこれまで何かに感動して写真を撮るということがほぼなかった。
構図はこうでないといけないという理屈が先行していた。
だから「構図が決まればいい写真」と思っていた。
講義の中で先生が三角構図について触れたことがあった。
だからそれにトライしたつもりだった。
でも通じなかった。
感動があって、それを表現する手法が構図ということか。
最後に先生が言った。
「私でもまだこれというものに到達していないんだよ。」